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ワンコのおトイレ事情


皆さんの愛犬は主にどこで排泄をしていますか?お家の中のトイレシート、庭、それともお散歩?まだ場所が定まらなくて困っているというケースもあるかもしれませんね。今回は犬のトイレについてのあれこれ。イヌという動物がどのように排泄するかを知っておくことはトイレを犬にとって分かりやすく教えるためにも、実は動物福祉にも通じる大事な考え方なのです。

寝床と排泄場を分けることでQOLを高める
犬の祖先オオカミにもっともDNAが近いとされている犬種は柴犬ですが、その柴犬の排泄方法のほとんどは外排泄。生活する家の敷地内ではオシッコもウンチも我慢し散歩で家から離れないと排泄をしません。それはいったいなぜか?答えはシンプル。自分が安心して暮らす空間に排泄の臭いをつけてしまうと外敵に見つかりやすくなるからです。仔犬を出産した母犬も仔犬が排泄をした場合に瞬時に排泄物を舐め取る行動をしますが、大切な我が子を守るための行動と言われています。
つまりイヌという動物は寝場所から排泄場を離すことで安心して休むことができるのです。この習性は柴犬だけでなく本来どの犬種でも同じこと。
ペットショップなどからの情報でケージという考えによって、同じ柵の空間内に寝場所とトイレを作るというイメージが定着してしまっていますが、長時間の留守番などでやむを得ず利用するのがケージであり、休んでいた場所に戻って排泄をするのが正しい形と言えません。

もし犬がケージを寝場所と判断した場合、フリーで過ごしているときにケージに戻って排泄はしたくありません。またケージがトイレ場と判断した場合は閉じ込めたときはトイレで寝かされているという感覚になってしまい安心することができません。

上の写真はトイレシートを柵で囲ったもの。犬がトイレしそうになったらこのトイレ専用の部屋に連れて行く

寝場所と排泄場所を分けるという考え方はトイレを教えるためというだけの理由ではなく、犬自身が気持ち良く生活できるようにするために。犬が休む空間と排泄する空間を分けて教えることが大切なのです。

そうなると寝かせる場所はどうすれば良いの?トイレが失敗したときにはどうする?などと新たな疑問も出てくるかと思います。暮らしている環境などをみてアドバイスをしますのでお悩みの方はカウンセリングにてご相談ください。