ドッグトレーニングと
グッズのお店

tel/fax 052-703-5539 open weekdays 11:00 to 19:00 weekends 11:00 to 17:00 closed on Wednesdays

LINE
Instagram

仔犬を迎えたらまず社会化トレーニングを

パピー期の頃から他人に会わせたり、様々な場所に出かけたりと人間社会に慣らしていくことを社会化
と言います。慣れる力のピークは生後4か月齢まで。この時期の社会化不足により怖がりに育ち、吠えるや咬むといった問題行動を学習してしまうケースを防ぐため、社会化トレーニングはパピーにとって最重要とされています。社会化の失敗は人の輪に積極的に連れていかなかった事とされがちですが、実は誤った接触の仕方が引き金となって怖がりになるケースも少なくありません。
幸せな犬に育てるために。社会化の注意点を見直してみましょう。


覚えてほしいことは「安心感」
ある小型犬のお話です。社会化させるため大きな公園に連れていき大勢の子供達に積極的に会わせまし
た。子供達は勢い良く触ろうとするので仔犬は後ろへ下がってしまい逃げるばかり。仕方ないので飼い
主が捕まえて皆に触ってもらっていました。根気よく続けていれば慣れていくだろうと飼い主さんは出
来るだけ毎日公園に通い子供たちに会わせるようにした結果、この仔犬は成長と共に子供だけでなく他
人全般を怖がるようになり、人に会えば吠えかかるようになってしまったのです・・・。これは実際に
相談にあったケース。怖がっていても単純に続けていれば慣れるという情報は誤りです。社会化とは相
手が安全か危険かを犬が判断していくこと。まず犬に教えなければいけないのは相手が安心できる存在
なんだと思わせる事です。
「安心」があってからの「好き」ですからね。ソーシャルディスタンスという言葉が話題になりましたが、犬にとっても実は距離感はとても大切。一方的に相手に近づかれては安心感を感じることはできません。犬が怖がらない遠めの距離から遊んでいる子供達を見せる、といった直接接触がない経験も立派な社会化です。

その犬の性格に合わせて安心感を積み重ねていくことこそが社会化の基本。これはパピーの時期だけではなく犬の一生で守ってあげたいルールですね。